結婚指輪は魔除けになる!? | 結婚にまつわるお金の話 手作り指輪の場合

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結婚指輪は魔除けになる!?

かつての結婚指輪は鎖だった

「結婚指輪はお守りや魔除けとなる」と信じている人にとっては、あまりにも酷な話になるかもしれません。結婚指輪は元々、厳しい契約の為に使われたアイテムとなります。要は「鎖」。
大昔の結婚は、愛し合う人同士よりも「家」同士での結婚が主流となっています。一度でも結婚をすれば、離婚は絶対に許されません。なぜなら家が成り立たなくなるからです。そこで登場したのが結婚指輪。結婚指輪をすれば最後、何があっても絶対に離れられなくなります。

指輪は魔除けとして使われていた!

結婚指輪の成り立ちは辛いものがあります。しかし指輪そのものに観点を置くと、確かに魔除けとして使われた歴史がございました。指輪は円の形をしていることから、永遠の象徴として見られています。また独特のフォルムから創造を意味し、次々と生まれ行くものの象徴でもあります。
指輪が魔除けとして使われた証拠は、世界中にたくさんございます。例えばエジプトの遺跡から発掘された指輪は、スカラベがモチーフとなっています。スカラベは太陽神の象徴で、繁栄をもたらしてくれるとされてきました。

素材と宝石には霊力が宿る

また指輪に使われる素材にも、魔除けの効果があったと伝えられています。指輪の素材として使われるゴールドや使用されている宝石には、霊力が宿っているとのこと。一度身につければ霊力が宿り、悪いものを寄せ付けないと信じられてきました。
しかし実際は、権力を象徴するために使われたのでしょう。当時のゴールドや宝石は、今とは比べ物にならないほど超貴重なもの。手に出来るのは、一部の権力者のみです。貴重なアイテムを手にしていると誇示するために、霊力の存在を知らしめたのかもしれません。

最終的には本人次第

ただ結婚指輪が本当に魔除けになれるかどうかは、最終的に持ち主に委ねられるでしょう。毎日過ごしていれば、良いこともあれば悪いこともおきます。身の回りに起きた悪いことを「結婚指輪がもたらしたもの」と考えれば、指輪は呪いの道具になるでしょう。
しかし、身の回りに起きた良い事を「結婚指輪のおかげ」と考えれば、魔除け以上のアイテムになります。