結婚指輪でルビーを選ぶ意味
結婚指輪の宝石はもともとダイヤモンドじゃなかった
結婚指輪の起源は古くまでさかのぼります。
9世紀にはローマ教皇ニコラウス1世が、結婚指輪が結婚の証として認めました記録が残っています。
ただし当時の指輪には、ダイヤモンドが飾られることはなかったようです。
ダイヤモンドは非常に硬い鉱物で、技術が未熟な時代では加工することもままならないからです。
ダイヤモンドが宝石として扱われるようになったのは、カット技術が進歩した15世紀頃からです。
ということは、ダイヤモンドが宝石として扱われる以前は、それ以外の宝石が結婚指輪に飾られていたことになります。
結婚指輪として使われていた可能性の高い宝石はルビーです。
ダイヤモンドよりやや劣るものの十分に硬い鉱物ですし、血のように赤い色は「愛」に通じる色です。
結婚指輪でルビーを飾る意味
ルビーには、「純愛」「愛の炎」「情熱的な愛」「深い愛情」など、愛にまつわる石言葉が豊富です。
愛を誓いあう結婚指輪にはぴったりの石です。
7月の誕生石であることから、7月生まれの人や7月に思い出がある人にもおすすめの宝石です。
ルビーを結婚指輪に飾っているからといって、特別な意味合いになることはありません。
ただしルビーとモチーフを組み合わせることで、特別な意味を込めることはできます。
例えばルビーとバラを組み合わせると、赤いバラを意味することができます。
赤いバラの花ことばといえば、「愛情」「あなたを愛しています」「情熱」などです。
特別に難しい加工をする必要はありません。
例えばシンプルなリングにルビーを1粒飾り、内側にバラの模様をレーザーで彫るだけで赤いバラの意味を込めることができます。
さらにバラは本数によって意味が変わります。
3本なら「愛しています」、4本なら「死ぬまで気持ちは変わりません」、5本なら「あなたに出会えたことは心からの喜び」です。
本数分だけバラの模様を彫るのもなかなかおしゃれです。
ルビー単体でも意味を込めることはできますが、その他のモチーフと組み合わせることでさらに深い意味を込めることができます。