結婚指輪でルビーを選ぶ意味
結婚指輪の宝石はもともとダイヤモンドじゃなかった
結婚指輪の起源は古くまでさかのぼります。
9世紀にはローマ教皇ニコラウス1世が、結婚指輪が結婚の証として認めました記録が残っています。
ただし当時の指輪には、ダイヤモンドが飾られることはなかったようです。
ダイヤモンドは非常に硬い鉱物で、技術が未熟な時代では加工することもままならないからです。
ダイヤモンドが宝石として扱われるようになったのは、カット技術が進歩した15世紀頃からです。
ということは、ダイヤモンドが宝石として扱われる以前は、それ以外の宝石が結婚指輪に飾られていたことになります。
結婚指輪として使われていた可能性の高い宝石はルビーです。
ダイヤモンドよりやや劣るものの十分に硬い鉱物ですし、血のように赤い色は「愛」に通じる色です。